賃貸物件のおとり広告・誇大広告にご用心。。。

不動産の豆知識

中山 和樹

筆者 中山 和樹

不動産キャリア11年

あなたのこだわりをぶつけてください!お客様の理想を一生懸命お探し致します!

こんにちは、中山です。
厳しい暑さも徐々に和らぎ、朝晩は過ごしやすくなってきましたね★
季節の変わり目は体調を崩しやすくなる傾向にあるので、皆様体調管理にはご注意ください!!

そうそう、注意していただきたいのは体調の面だけではありません!!!
不動産業界(特に賃貸仲介業者)に多い誇大広告にもご注意していただきたいのです!!!



皆さんがお引っ越しをしようと決心し、いざお部屋を探される時はどのように探されますか?
人によって様々だとは思いますが、一昔前まではいきなり街の不動産屋さんへ飛び込むというのはごくごく当たり前のことでしたが、近年では大抵の方はまずインターネットを使い、「スーモ」や「ホームズ」に代表されるようなポータルサイトで情報収集をされる方が多いのではないでしょうか?
便利になったネット社会を否定する気はありませんが、このネットで情報を得ようとする行為が、誇大広告に引っかかってしまう第一歩になってしまっていることを気づいていない方が大半なのです。

★ここで補足★
誇大広告(おとり広告)とは・・・本当の募集家賃よりも家賃を安く表示したり、北向きで陽当たりが悪いのに南向きの部屋の写真を使って陽当たりが良いように見せかけたり、募集が終わっているにも関わらず、あたかもまだ空室であるかのようにネットに掲載を続けるようなことを指します。



近年ポータルサイトではこういった誇大広告の取り締まりが厳しくなり、一時に比べると誇大広告をしている業者の数も減りましたが、現状ではまだまだ誇大広告されている物件・行っている業者が多いのが現状です。
ポータルサイトによってはろくな取り締まりを行わず誇大広告が野放しになていることも・・・

では、なぜそもそも誇大広告を行う業者が後を絶たないのでしょうか?
それはズバリ・・・集客のためです!!

相場から格段に安い家賃を表示したり、敷金礼金をわざと0円と表示したり、本当は6帖しかないのに8帖の間取り図面を使ったりすれば、通常の条件で表示されている物件よりお客様からの問い合わせが集まりやすくなるのは当然のことです。
こうして誰が見ても好条件な情報を流し、お客様からの問い合わせを集め、自分のお店に来店させるのです。

でもいざ期待を胸に来店すると、
・先程埋まってしまいました
・この物件は人が亡くなっているから安い
・この物件は20年以上住まなければならない
・その賃料は最初の1ヶ月だけで、以後毎月多額の更新料がかかる

などと言ってその物件を案内してもらえることは100%ありません。
決まり文句は「・・・・・・・・だから安いんです。」

上記のようなお客様を諦めさせる言い回しはほんの一部に過ぎず、本当にたくさんの言い回しがあります。。。
そうして問い合わせた物件を諦めさせた後、「せっかく来たんで、それなら他の物件を紹介してください」←このセリフをお客様に言わせたら営業マンの勝ちです。
あとは部屋を紹介していくだけです。

でも問い合わせた物件と類似するような物件は紹介してもらえません。
なぜかって・・・そもそも問合せをした物件自体がそのような条件では存在しないからです!

そうして最終的には、相場通りの(問い合わせた条件とはかけ離れた)物件で契約させられることになります。。。

これだけでも非常に腹立たしいですが、こうした誇大広告を行う業者に限って本来の礼金より1ヶ月分多く請求したり、ありもしない消臭代や鍵交換代を決済金に上乗せしてくるのです!!

ここまでくるともう詐欺のレベルです。
しかしこのような手法で集客を行っている業者は本当に多いというのが現状です。。。

そこで本日は皆様に誇大広告を見分けるための魔法の言葉をご紹介します♪
それは物件の問い合わせをしたときに、不動産屋に対し「物件へ現地集合して案内してもらえないか」と尋ねることです。

ここで誇大広告をしていなければ、不動産屋は快く現地集合を引き受けてくれます!【本当にその物件はあるのですから!】
逆に誇大広告をしている物件ですと、「マンションのオーナーから現地集合は禁止されている」や「鍵の手配があるので現地集合には応じられない」などと言って、何とか店に来店させようとします。【お客様にはその物件を何とかして諦めてもらわなければならないので、現地に行かれると困るのです(笑)】

この言葉は嘘のようで結構効果はあります(●^o^●)

さらに一つのポータルサイトだけで物件を探すのではなく、いくつかのポータルサイトを併用して物件を探すのも効果的です。
気に入った物件を見つけたら他のポータルサイトでも検索してみて、そちらにも同じ掲載があれば誇大広告の可能性は低いです。
さらに一つの業者だけでなく、いくつかの業者が同じ内容で掲載していれば、誇大広告ではないとみてほぼ間違いないでしょう♪

また誇大広告をしている物件はマンション名で検索されることを嫌うので、ポータルサイトにマンション名を表示していないことが多いです。(マンション名で検索されると、家賃がバレてしまいますからね(笑))


少し長くなってしまいましたが、
電話やメールであまりにもしつこく来店を迫ってくるような業者でしたら、丁重にお断りしましょう!
また誤ってそのような不動産屋に来店してしまったら、問い合わせた物件がないと分かった時点で断って帰る勇気を持ってください!!

一人でも多くの方が悪質不動産屋の誇大広告の犠牲にならないことを願っております☆





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