コンクリート打ちっぱなしのお部屋について
こんにちは、中山です。
本日の不動産の豆知識のコーナーは『コンクリート打ちっぱなし』のお部屋について☆
憧れの一人暮らしやマイホームを建てる際にオシャレなコンクリート打ちっぱなしのお部屋をご希望される方がいらっしゃいますが、ちゃんとコンクリート打ちっぱなしのお部屋のメリットデメリットをご理解されていらっしゃる方は少ないと感じております。
本日はわたくし中山がしっかりと解説させていただきますので、今後のお部屋探しやマイホームを建てる際の参考にしていただければ幸いです!
【コンクリート打ちっぱなしの住宅のメリット】
①防音に優れている
木造や鉄骨造と比べコンクリートは比重が高いので、音を伝えにくいという性質があります。そのためマイホームを建てる際にシアタールームや地下室を造る際やピアノやギターなどの楽器を演奏したいという方にとっては有利だと言えます!
②耐火性に優れている
コンクリートそのものが不燃性であるため火災に対して強い家だと言えます。また近隣への延焼の可能性が低くなるので、敷地ギリギリいっぱいに家を建てることもできます!
③デザイン性に富んでいる
木造や鉄骨造の家と異なり形状を自由に造れます!なだらかな曲線やスパッと切り落としたような壁面を作ることも可能です!
④柱のない大空間を実現
構造自体をコンクリートにする場合は、柱ではなくコンクリートの壁面で建物全体を支えることになるので、居住空間の中に余計な柱を取り除くことができます!
【コンクリート打ちっぱなしの住宅のデメリット】
①熱伝導率が高い
コンクリートは熱伝導が高い物質であるため、夏は暑く冬は寒い家へとなりがちです。
②結露・カビが発生しやすい
コンクリートは骨材とセメントと水を練り合わせて作られているため、水分を含んでいることになります。この含んでいる水分が年月とともに少しずつ居室内に抜けていきます。居室内の空気は常に水分を含んだ状態となるため、結露・カビが発生しやすい状態にあると言えます。
(※コンクリートの水分が空気中に抜けていくのは打設時より3~5年の期間です。)
③汚れが目立ちやすい
コンクリートの酸化による中性化により黒ずんでしまったり、雨染みが取れにくいといった特性があります。
④解体時に費用がかさむ
どんなに頑丈な建築物でもいずれは寿命を迎えます。その際に木造や鉄骨造に比べて解体費がかさんでしまうといった事例がよく見受けられます。
簡単にではございますが、上記がコンクリート打ちっぱなしの住宅のメリットデメリットです!
今回のコーナーで住居を選ばれる際に「失敗した」と思う方が少しでも減っていただければ幸いです。
次回の不動産の豆知識のコーナーも乞うご期待ください!