オール電化とガス併用はどちらがお得なのか!?の画像

オール電化とガス併用はどちらがお得なのか!?

不動産の豆知識

中山 和樹

筆者 中山 和樹

不動産キャリア10年

あなたのこだわりをぶつけてください!お客様の理想を一生懸命お探し致します!

こんにちは、中山です。


本日はお部屋探しやマイホームを購入されるお客様のご案内時によく聞かれる質問のひとつである「オール電化とガス併用はどちらがお得なのか」ということについてお話し致します。
皆様の今後のお部屋探しにお役立てください。



オール電化とは?


オール電化とは、その名の通り調理・空調・電気・給湯等の家庭のエネルギー源を全て電気で賄っている住宅のことを指します。
2000年代から始まり、安全面の高さから現在でも変わらず人気があります。
オール電化の住宅ではガスを一切使用しないので、必然的にIHクッキングヒーターやエコキュート、電気温水器、蓄熱ヒーター、床暖房といった設備を使用することになります。




オール電化のメリット


次にオール電化にすることでのメリットについて見ていきましょう。メリットはたくさんございますが、まとめると下記の通りです。

お湯や暖房を安く使用できる
オール電化の最大のメリットは、光熱費の中でも大部分を占める「お湯」と「暖房」にかかるコストを安く抑えられるという点です。これはオール電化向けの電気料金プランが、夜間時間帯の電気単価がとても割安に設定されているからで、その安い夜間電力の時間を利用して日中に使う分のお湯を沸かしておいたり、暖房の蓄熱をすればかなりお得です。
暖房の場合は、電気単価の安くなる夜間に蓄熱をする蓄熱暖房機を使えば暖房費を安く抑えられます。蓄熱暖房機は蓄熱レンガという蓄熱体に夜間のうちに熱をためておき、日中にその熱を放熱して暖めています。また蓄熱暖房機から発せられる熱は輻射熱(自然放流)のため、室内全体をムラなく暖められます。さらにはエアコンと比べても、安い夜間の電力単価は日中の単価の1/2~1/3以下など大変安く設定されているため、暖房にかかるコストを安く抑えられます。

光熱費を節約できる可能性がある
ガス併用の住宅であれば、それぞれの基本料金を支払う必要があります。しかしオール電化では電気代のみの基本料金となりますので、上手くやりくりすれば光熱費を抑えられる可能性があります。

住宅内に熱源を持たないので安全
オール電化はガスのように住宅内に熱源を引き込まないため、ガス漏れや不完全燃焼での一酸化炭素中毒の心配がないという安全面でのメリットがあります。また必然的にオール電化のキッチンはIHクッキングヒーターを使用することになりますので、ガスコンロと比べて以下のメリットがあります。

【IHクッキングヒーターのメリット】
・炎が発生しないので、ガスよりも安全に調理できる。
・ガスは室内に二酸化炭素を発生させてしまうが、IHクッキングヒーターなら空気を汚さない。
・磁力線によって発熱させるため、キッチンまわりが熱くならない。
・ガスコンロよりも汚れにくく、フラットなので掃除が楽。

震災時にタンク内の水を利用できる
震災時などに、エコキュートや電気温水器のタンク内の水を一般的な生活用水として使用できます。(※飲用水としては使用できません)また震災時は電気・ガス・水道のライフラインの中でも、電気の復旧が一番早いとされています。我が国日本は地震大国ですから、オール電化のメリットがさらに増すことになります。



オール電化のデメリット


メリットがあれば、もちろんデメリットもあります。下記にオール電化のデメリットをまとめました。

停電時に全ての機能が停止してしまう
オール電化最大のデメリットは、災害等で停電した際に全ての機能が停止してしまうことです。特に冬場は部屋を暖める手段がなくなってしまいます。オール電化の物件では特に停電時の対策として、電気復旧までの代替手段を用意しておかれることをオススメします。

昼間の電気代が高くなる
前述しました通り、オール電化向けの電気料金プランは夜間の電気単価が安く設定されている分、日中の電気単価が割高に設定されています。そのため夜間に使うエコキュートや蓄熱暖房機にかかる電気代(お湯・暖房にかかる電気代)はとても安く抑えられますが、日中使用する掃除機やテレビ、ドライヤー等の料金はどうしても高くなってしまいます。

設置コストが高額
エコキュートや蓄熱暖房機は本体費用プラス工事費用がかかるため、設置コストが多くかかります。例えばエコキュートの場合ですと、本体の他に基礎工事費用・水道関連工事費用・電気工事費用などがかかり、初期導入までにかなり高額な費用がかかります。
※賃貸マンションにお住まいされる方は、設置工事等は関係ございませんのでご安心ください。

直火調理ができない
前述しましたとおり、オール電化の物件ですと必然的にIHクッキングヒーターになります。炎が発生しないので直火調理ができないのはもちろんのこと、火力もガスに比べると弱くなる傾向にあります。さらにIHクッキングヒーターはIH用の調理器具しか使用できないため、ガスに比べて使える調理器具が限定されます。

エコキュートの音で隣人とトラブルの可能性も・・・
エコキュートは、ヒートポンプユニットという部分で空気を圧縮し熱を発生させ、より少ない電力でお湯を沸かしてくれる優れものです。しかしこのヒートポンプユニットが作動する際にどうしても機械音が発生してしまいます。これが原因で隣人とトラブルになるケースもございます。



まとめ


いかがでしたでしょうか。
オール電化は火を使用しないので、高齢者やお子様にも安心してご利用いただけると思います。
その他多数メリットもございますが、メリットと隣り合わせでデメリットも存在するのが事実です。
物件を決める際はご自身のライフスタイルに応じて、オール電化の物件か、ガス併用の物件かをご検討いただければと思います。

今回のお話しが、皆様にとってより良い物件に出会うための一つのツールになれば幸いです。



関連記事







”不動産の豆知識”おすすめ記事

  • お部屋探しにベストなタイミングの画像

    お部屋探しにベストなタイミング

    不動産の豆知識

  • 賃貸借契約の落とし穴~『短期解約違約金』について~の画像

    賃貸借契約の落とし穴~『短期解約違約金』について~

    不動産の豆知識

  • 危険度Sランクの『上町断層』と大阪一安全と言われる『上町台地』の画像

    危険度Sランクの『上町断層』と大阪一安全と言われる『上町台地』

    不動産の豆知識

  • ベランダとバルコニーの違いの画像

    ベランダとバルコニーの違い

    不動産の豆知識

  • ★永久保存版★~『不動産の面積を表す単位』~の画像

    ★永久保存版★~『不動産の面積を表す単位』~

    不動産の豆知識

  • 重要事項説明書における水害ハザードマップについての画像

    重要事項説明書における水害ハザードマップについて

    不動産の豆知識

もっと見る